7月2度目の山歩きは、先月末にTさんと歩いた七兵衛山(462m)で、その時の逆コースを3人組で歩くことになった。私としては前日の夜にバンド活動があるので、時間もゆったりめの9:30、阪急岡本駅に集合としてもらった。
2013.07.21(日)、9:30。3人が合流するとすぐに天上川に沿って岡本八幡神社へと向かった。真夏のジリジリとした厳しい日差しが容赦なかった。天上川のイノシシも死んだように横たわっていた。
神社にやってくると今回は神社の階段を上って境内へと入った。左手から急坂の舗装路をゆっくりと登ったが、照り返しもきつく汗が溢れるように流れてくる。八幡谷の登山口前まで来ると、入念に歩き支度を整え、
山道へと入った、9:57。
山道に入ると舗装路のような照り返しがない分、涼しさを感じる。前回に見られた2筋の滝は干上がっているのかその姿はなかった。谷を離れると急坂の階段を上り、大きな石を過ぎると傾斜は少し緩くなった。
堰堤越えの急坂を終え、平坦な山腹道から林道になると、
山の神の分岐が見えてきた。10:12、ここで小休止。Tさんの冷凍みかんが汗ばんだ身体を癒してくれた。
10:25、ここからは、左のつづら折れに登らず、直進のコースへと進んだ。つづら折れよりは緩やかな登りとはいえ、
歩くペースは前を歩く2人よりも遅れがちになってきた。前との距離は気にせず、自分のペースで歩き続けた。
10:45、森林管理道に合流。左へと進むと、数分で分岐にやってきた。給水の小休止の後、森林管理道を離れて右手の急坂を登り始めた。ここも自分のペースで足を運んだ。ペースが上がらないのは、やはり前夜の練習が尾を引いているのかな…。
丸太ベンチが多く設置されている「木漏れ日広場」を通過すると、すぐ先の分岐は左へ。
数分で七平衛山山頂の標識に従い左へと折れた、11:00。最後の急坂だ。ペースを崩さず足を運び続けた。
11:13、ようやく山頂に到着。先客のハイカーが4人、昼食を取っていた。まず虫除けを施して、リュックの荷を石造りのテーブルに並べ、冷えたビールで乾杯。プッハ〜〜! )^o^(
今回は、それぞれがバーナーを持参し、順次、料理に取り掛かった。まずはHGさんが、「こんにゃくステーキ」。
続いて私は「ゴーヤチャンプル」。機嫌よく調理していると…、肝心の仕上げに使う「ゴーヤチャンプルの素」を持参するのを忘れたことに気づくが、後の祭り。バター・胡椒・おろしニンニク・おろし生姜でなんとか仕上げたものの、やはりぱっとしない。優しい2人は文句も言わずに箸を進めてくれた。
先客の4人は、三々五々と下山していったが、次に山頂に現れたのは16人の大所帯。老若男女の元気ある集団が、我々を取り囲むように座った。雰囲気的には我々が参加している「山とグルメの会」のような臭いがする集団だ。そこここでミニグルメを展開していたし、酒量もなかなかのものだ。
Tさんが「プルコギ」を作り始めた。情けなかったゴーヤの後に、まともな料理ができた、という感じだった。すると正面にいた男性が親しげに「ちょっと、もらいます」、と鍋に箸を入れてきた。まるで同化したような雰囲気に、我々も山グルのメンバーといるような感覚になった。
立ち飲み仲間だというこの集団。我々の山グルメンバーと大きく違うのは、若い女性が多数参加している、というところ。徐々に食材交流も始まりだした。
すると、私の背後に裏千家だという女性がお茶を点てていたのには驚いた。見掛けは最近流行りの山ガールの出で立ちだが、中腰で何杯もお茶を点てているのだ。お茶請けまであった。
長時間、中腰でお茶を点て続ける体力にも驚かされる。
賑やかな山頂がさらに喧しくなっていったが、次の集団がやってきたところで、立ち飲み集団は場所を明け渡すように下山していった。次の集団は、15分の休息ということで、大人しく座って休んでいた。山頂の雰囲気はさっきまでの喧騒が嘘のように静かになった。
大人しい集団が下山し、我々が下山の支度を始める頃には次のハイカーが数人やってきて、入れ替わるように我々も打越峠を目指して下山を始めた、
14:20。6分で打越峠に到着。そのまま左の八幡谷へと下った。
下りになると歩くペースが快調になる私は先頭を歩いた。14:33、水平道の森林管理道との分岐を通過。さらに下った。急坂のつづら折れを下ると、15分ほどで山の神(分岐)へと降りてきた、14:47。小休止を取らずさらに八幡谷を下り続けた。ここからは登山時に登ったルートを淡々と下るだけだ。
深い渓谷を過ぎると、朝、入山した登山口へとやってきた、15:08。ここからは照り返しの厳しい舗装道をだらだらと下った。15:15、八幡神社で小休止。のんびりと下ってJR摂津本山駅まで帰ってくると、最近行き始めた居酒屋へ。冷えた生ビールが美味かったです。
それにしても山頂で野点に遭遇するとは…、いやぁ、驚きました。。。(^0_0^)