Sally's High Tension

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不愉快…【2006.11.05】
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    日曜の山歩きの帰りのこと。

    電車のホーム内のベンチでタオルをリュックにしまってると、隣で30代前半らしき母親が、多分小学校3〜4年と思われる女の子に何やら叱りつけていた。

    母親 「みんなカバンに入れているのにアンタだけがお面をかぶって…分かってるの!?」
    女の子 「はいっ! はいっ!」

    と母親がしかりつける度に、泣きながら、それでも従順にはっきりとした返事を返していた。

    このお母さん、子どものことを想ってシツケてるんやな、って思っていた。それにしっかりと『はいっ! はいっ!』と返事する女の子も可愛らしかった。

    やがて電車が入ってきて、私はドア横に立つと、その親子はもう一つ後部のドアに立っていた。

    私は、仲間と談笑しながら何気なくさっきの親子をみていると、こっちを向いているお母さんが時々しゃがんで、娘の目線でなにやら一言・二言声をかけては立ち上がり車窓を眺めていた。女の子は私に背を向けて立っていた。まったく冷静な顔をしている母親は、きっとさっき叱ったフォローをしているのかな? と思っていた。

    が、その母親は何度も何度もしゃがんでいた。やがてお面をその子に押し付けるように渡した。その時、一瞬、母親の形相に感情が表れた。まだ延々と叱っているのだ、とそのときやっと分かった。

    近くにいたおばさんが、あめ玉らしきものをその女の子の持つお面に載せ、笑顔を女の子に投げかけた。が、その子は困った様子でそのあめ玉をおばさんに返しに行った。戻るときに女の子の顔がはっきり見えた。泣き続けていたのだ。

    元の位置に女の子が戻ると、また母親のしゃがんでの口撃が始まった。何を言っているのか分からないが、さっきの女の子の『はいっ! はいっ!』が想像できた。

    私の体内に不愉快な感情がメラメラと燃え上がってきた。シツケではない。明らかに虐待だ、と思った。それにしても表情を変えず、十数秒おきにしゃがんでいる母親。その姿がだんだんと鬼畜に見えてきた。

    注意しに行こうかとも思ったが、母親の話している内容が分からないだけに決心がつかなかった。それに今は叱るのをやめても後でそれ以上の虐待でもされたら、と思うと足が動かなかった。

    私には仲間たちの話がもう聞こえなくなっていた。私の中の怒りがさらに大きくなっていった。
    『行かなければ…』 と思っていると、近くにいた年配の男性が堪りかねて母親に注意しに行った。それも穏やかに…。母親は言葉を返さず車窓に視線を投げた。

    次の駅でその親子は降りた。さっきの男性も一旦降りて母親に何やら言葉を投げるとまた乗車してきた。そしてその男性の連れに、
    「あのお母さん、ず〜っと叱りっぱなしやった。あの子が可愛そうで…」と、仲裁に行った事情を話していた。

    私は、あの女の子に何にもしてあげられなかった…、そんな思いがずっと私を暗くして、今も不愉快な感情が消えない…。

    複雑な思いです…
    まだ女の子の 『はいっ! はいっ!』 が耳から離れない…
    | sallynote | 雑記帳 | 06:11 | comments(0) | - | - | - |









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